バスクのいいコトおいしいモノ~フランス暮しのグルメ帖~

料理・ワイン・お菓子・旅・好きなもの・ときどき帰省グルメ。

フランスの田舎のマルシェで買える生牛乳

毎週、マルシェで生ミルクを買う。1週間4リットルの予約制。

生牛乳が手に入るのは、酪農王国フランス田舎住まいの

特権だと思う。

 

酪農家というほどの酪農家ではない。牛を1、2頭飼っている

零細農業の人がバスクにはたくさんいる。そういう人が、自分の牛の

乳を搾り、そのまま無殺菌状態で売っている。

 

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毎週、瓶もリサイクル。前週の瓶を洗って返します。瓶が足りないときは、ペットボトルに入れている場合も。さすがに、コカコーラのペットボトルに入った牛乳を渡されたときはビックリしました。

  

実はこれ、闇販売である。おおっぴらではなく、コソコソ売っている。

顧客が来ると、無言で奥のカートから牛乳瓶を渡してくれる。サッと

渡してくるので、こちらもサッとカートに入れるという、連携プレイだ。

 

本来なら、無殺菌状態の牛乳を売るためには保険衛生局の許可が

必要らしい。しかし、手続きがややこしいからか、もしくは申請

などしたら利益にならないからか。無許可のまま販売している。

こうして、農家の人と特定の客との無言の合意の上で

生牛乳販売は行われている。

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毎週買うことが決まっている顧客予約制です。旅行などで朝市にいけない週は、事前に伝えておきます。今ではもっとも信用されている顧客の1人だと思います(真面目さを褒められたことがあるので)。

 

日本で無許可の牛乳を闇販売などしたら、どうなるだろうか。

想像するだけで恐ろしい。瞬く間にバレてしまい、瞬く間にニュースになり、

瞬く間に吊るし上げられ、しまいには生牛乳のイメージさえ悪くなって

しまうかもしれない。

 

フランス、しかもバスクでは、良い意味でも悪い意味でも全てが寛容である。

お役所ルールよりも、コミュニティの暗黙ルールが尊重される。

売る側と買う側がお互いに信頼しあっていれば、紙っきれなど必要ない。

 

ちなみに、羊の生ミルクも、ヤギの生ミルクも、生ミルクでつくった

ヨーグルトなども、売っている。もちろん、闇で。

 

チーズは堂々と販売しているので、チーズだけは闇ではないようです(笑。

 

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