バスクのいいコトおいしいモノ~フランス暮しのグルメ帖~

料理・ワイン・お菓子・旅・好きなもの・ときどき帰省グルメ。

1リットルの生牛乳から約40mlの生クリームがとれます[自家製の純生クリーム]

煮沸殺菌した生牛乳は、粗熱がとれたら冷蔵庫へ。

しっかり冷えると、乳脂肪が上に固まり、膜をつくる。

厚さ2mmくらい。それをスプーンですくいとる。

正真正銘の純生クリームである。

 

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しっかり一晩以上冷やすと、脂肪分がしっかり上にのぼって取りやすくなります。 

 

はじめてこれを体験したときは、ちょっと感動した。

今では、この作業がいちばん面倒に感じたりして、

感動はなくなってしまった。でも、ときどきお客さんなどの

前でこの作業をすると、みなさん目を丸くする。そして、冷たい

牛乳をコップに注いで飲んでもらうと、美味しさに再び目を

丸くする。

 

いちばん上の膜の部分は脂肪分の高い部分で、

うっすら黄色味をおびている。軽めのバターもしくは

クロテッドクリームくらいの濃さ。その下のトロッとした白い部分が、

いわゆる生クリームだ。

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 4リットルの牛乳から164mlの生クリーム抽出。リットルあたり4%が生クリームです。料理やお菓子につかいまわします。ベシャメルソースやポタージュスープに入れるのがいちばん、このクリームの美味しさが生きる使い方。

 

牛乳は文字どおり牛の乳、生き物の乳。

季節や牛さんの体調によって味が変わる。

冬は濃い。夏はあっさり。

濃いときは、生クリームが300mlもとれてしまったりする。

 

そして、当たり前だが、仔牛を出産した後の乳はとても濃い。

赤ちゃん誕生の知らせを聞いたときは、「仔牛と同じ乳を共有しているのかー」

と不思議な気持ちがした。

  

いつものように生ミルクを買いにいくと、「今日はないのよ」と

おばさんが悲しそうに言ったことがある。なんと牛さんの訃報だった。

とても悲しくなり、「今までありがとう」と心の中で合掌した。

 

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実は乳臭さ、牛乳臭さがまったくといっていいほどないのが生ミルクの特徴。工業ラインの牛乳のほうがよっぽど乳臭いのはなぜでしょう? 2リットル入りのミルクポットは、AmazonFranceでみつけたニュージーランド製品。ガラスより軽く、取り扱いがラクで優秀なミルクポットです。

 

そして、数ヵ月後、おばさんは新しい牛を飼いはじめた。

 

 スーパーの牛乳パックからは何も感じないが、マルシェの生牛乳には

生命を感じる。この土地で売ってくれる人がいる限り、我が家は

ずっと生ミルク派でいこうと思う。

 

www.mamiteeto.com

  

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