バスクのいいコトおいしいモノ~フランス暮しのグルメ帖~

料理・ワイン・お菓子・旅・好きなもの・ときどき帰省グルメ。

バスクの料理人一家が経営するミシュラン星つきレストラン

 スポーツ一家、芸能一家、政治家一家。

子どもが親の道と同じ道に進むケースは多い。

 

料理の世界も同じらしい。

フランスでは、とくにバスク地方では料理人一家が多く、

親子で料理人、家族代々料理人という話は珍しくない。

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 辺鄙な山の中にたつ、瀟洒なスペイン風一軒家レストラン。4☆ホテルも併設してます。

 

バスクのイバルブール家は、そんな料理一家として

この地方で有名な一族だ。

 

1950年代、初代イバルブール夫妻がバスクのゲタリーで食料品店をオープン、

のちにホテル・レストランをオープン。いつも料理の匂いをかいで育ったという

兄弟は、長男氏が料理人に、次男氏がパティシエとなった。

 

兄が料理を、弟がデザートを担当する「イバルブール兄弟」という名の

レストランは、ミシュランの星を獲得。

 

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 驚くことに、アミューズが5品も出てきました。バスクならではの食材とフランス食材、そこに彼らの才能とパッションがあわさって、すごい作品の数々。

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「どうぞひとくちでお召し上がりください」とアドバイスされたアミューズ。チョコレートみたいですが、トリュフの出汁を包んだもの。口の中でパリンと割れた瞬間にトリュフのスープがふわーっと出てくる仕組みです。

 

時を経た今、第三世代の子どもたちが活躍している。

面白いのは、二代目と同じく、長男氏が料理人、次男氏がパティシエと

なっていること。長男は料理、次男はお菓子。

これって、料理人家族の法則なのだろうか?

 

先日久しぶりに「イバルブール兄弟」を訪れてみたら、

料理のスタイル、盛り付け方、洗練感が増していて驚いた。

2代目のときも素晴らしいレストランではあったけれど、

今のこの店には、圧倒されてしまうような勢いが

みなぎっている。

 

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お子様メニューを取った子どもたちにも、大人と同じアミューズ5種が出されます。良いお店というのは概して太っ腹。そして将来のお客様である子どもたちに味覚教育をしてくれます。

 

お店のHPを覗いて、なるほどと納得。

パリやニューヨークの名だたる店で武者修行した息子たちが

帰ってきて、父上の両腕として活躍しているのだった。

 

料理の世界では、「親の七光り」という言葉は通用しないはず。

長男氏も次男氏もまだまだ若い30代、七光りどころか

10の光を放ちそうで、今後さらに飛躍しそうなお店です。

  

www.mamiteeto.com