バスクのいいコトおいしいモノ~フランス暮しのグルメ帖~

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朝食ビュッフェにボルディエのバターがある幸せ[サンマロが誇る極上の手作りバター]

旅のいちばんの愉しみは朝食だ。

フランスはもちろん、ヨーロッパのほかの国々、そして日本でも。お国柄、地域性、特産物がひと目で分かる。それがとっても楽しい。

 

サンマロで宿泊したホテルの朝食に、かの有名な「ボルディエのバター」が積まれていたので、驚いた。

いわゆる普通の朝食ビュッフェで。

ふつうに当たり前に、さらっとボルディエ。恐るべしサンマロ......。

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ほかの乳製品はごくごく普通のものなのに、バターだけ特級が置いてある地域性に感激。ちなみに、バスクでボルディエのバターが買えるのはわずか3箇所のみです(いずれも高級フロマジュリー)。ミルクの甘い風味に塩気が効いた極上バター、パンとバターだけでお腹いっぱいにしたい気持ちになります。

 

それもそのはず、ボルディエバターを作るジャン=イヴ・ボルディエ氏はサンマロ出身で、ボルディエはサンマロのご当地バターだったのですね。

不覚にも知らなかったので、これは嬉しいサプライズだった。

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街のチーズ屋さんにはボルディエバターが山積み!バターの山が圧巻です。バターの生産量も消費量も多いフランスですが、99%は工場メーカーの機械生産でつくられているとのこと。熟成時間を短縮することにより、従来のつくり方の何十倍もの速さで仕上げてしまうそうで。日本の味噌づくりなどと一緒ですね。残り1%が、伝統的なバターつくりの工程のひとつである熟成期間を設けている製法です。ボルディエ氏のバターは、もちろんこの1%の範疇。美味しさの秘密は、さらに伝統的な手練り製法というのを行っている点です。

 

バター好き親子なので、子どもたちもビュッフェでバターを取った。

子どもが大人と違うところは、バターに高級なんて求めていないこと。

ボルディエだろうが、エシレだろうが、一般バターだろうが、バターはバターでしょ、というお年頃だ。

「これはおフランスの高級バターざますからね!」なんてスネ夫ママみたいな台詞は、言わずにいた(お腹の中では叫んでいたけど 笑)。

 

でも、子どもたちは一口食べた途端、「このバターすごく美味しい!」と叫んだ。

「よしよし」とほくそ笑んだ。

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クロワッサンにもバターを塗る娘。大物です。

 

しかし、なんと彼らは「おフランスの高級バター」を残した。

それもそのはず、このバターひとつ25gもあるのです。いささか贅沢すぎる量。

残すのはあまりに惜しく、パンをお代わりして、子どもたちが残した分まで美味しくいただいてしまった。

 

この旅で食べたバター量、ボルディエ量、かなりの量です。

おそるべし、サンマロ......。

 

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