バスクのいいコトおいしいモノ~フランス暮しのグルメ帖~

料理・ワイン・お菓子・旅・好きなもの・ときどき帰省グルメ。

栗農家へマロンクリームを買いにいく

今回の旅のメインイベントといってもいい。

栗農家を訪問した。

ペリゴール地方は栗の名産地でもある。

フォアグラやトリュフなどの高級食材に隠れてしまって、実はあまり知られてない。

 

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 なんという幸運!今まさに収穫期、今まさにマロン仕込み作業の真っ最中でした。ゴロンとした立派な栗が山盛り積んである様子は壮観でした。

 

 6年前の旅行中、産直売り場で味見させてもらったマロンクリームに

目を丸くした。市販のマロンのコンフィチュールや日本でも有名なメーカーの

味とは別ものといっていい。

ホクホクしてて、栗の香りがふわった漂うやさしい甘み。バニラで香りづけなども

されていない。まるで和菓子みたい、といったらお分かりいただけるだろうか。

あの味の虜になり、お電話してお取り寄せをしてきたのだが、

今回念願かなって訪問した。

 

住所をカーナビに入力して車を走らせると、イノシシやらシカに今にもご対面しそうな山郷に案内された。

ごくごく普通の民家だったので驚いた。看板もない。

よく見たら、郵便ポストにマロンクリームの瓶と同じラベルシールが貼ってあった。

 

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見渡す限り、栗・栗・栗。50種ちかくの品種があるそうで、むき栗、マロンクリーム、マロンピュレ、マロンペーストなどと用途に応じて品種を選んで加工しているそうです。

 

6畳サイズの作業場で、マロン仕事の真っ最中だった。

アポなし訪問だったにもかかわらず、まるで私たちを待ち構えて

くれていたかのようなタイミングに、心が躍った。

 

ラグビー選手のような体躯で耳の遠いおじいちゃん、

おっとりしたおばあちゃん、家業を切り盛りしていると見られる娘さん、

パート女性ひとり、たった4人での家庭内零細稼業。

平均年齢は裕に60を超えている。

 

栗農家ではあるが、畑でとれた野菜や果物をつかってさまざまな加工品をつくり、

ローカルの産直売り場に卸している。

この日は、おじいちゃんがマロンクリームを仕込む横で、パートの女性が

ラタトゥイユ用の秋茄子をひたすら刻んでいた。おじいちゃんがマロンクリームの

味見をさせてくれた。やっぱりあの味。でも出来立ての味わいは

格別である。

  

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ジャム各種、 かぼちゃやトマトのスープ、ラタトゥイユ、そして栗の加工品いろいろ。

 

小1時間はお邪魔しただろうか。お話をたくさん聞かせていただいた。

マロン製品、ジャム、スープが詰まった倉庫に案内していただいた。

人懐っこいワンちゃんにも歓迎してもらった。

そして、大好きなマロンクリームを仕入れてきた!

 

このマロンクリームがこんな素晴らしいところで、こんな素敵な人たちに

作られているなんて!ますます大好きになった。